第一回中部ポケサー連盟オンライン大会使用構築

何故か未だに「会長」と呼ばれることが多いマムーです。
皆さん明けましておめでとうございます。今年も新潟大学ポケモン同好会をよろしくお願いします。会長の仕事を奪ってしまったかもしれない
幹部でもない人間の新年の挨拶だけではちょっと物足りなさを感じるのでポケ勢の方々の真似をして構築記事というものを書いてみたいと思います。

だいぶ昔の話になりますが、去年の最終週に第一回中部ポケサー連盟オンライン大会に参加しました。この大会は12月の中部ポケサー連盟定例会で決まったもので、レギュレーションは
対戦形式...バトルロイヤル63
使用可能ポケモン...PGLレート準拠
参加者数...各サークル選手4名、合計36名
試合勝敗判定基準...撃墜数+残ポケ数で順位を決定し同数の場合は撃墜数優先、それでも同じ場合は同率として順位付けをする。但し最初に手持ちポケモン3匹を失ったトレーナーは無条件で最下位、0ptとする(2人以上同時に全滅しても等しく0pt)。
総合勝敗判定基準...1位を5pt、2位を3pt、3位を2pt、最下位を0ptとして選手があげた成績により各サークルに得点を入れ合計得点を競う。
というものでした。バトルロイヤルは同好会内でもある程度流行ってはいましたが、いつも通りゲームの進行が遅い私は基本的に見てるだけだったので何をすれば良いのかよく分かってませんでした。しかし代表4人が集まらず私が2回出なければならなくなったので新大オフやフリー対戦で何回かやってみて自分なりに考察をしてオンライン大会に臨みました。以下はその内容となっています。

バトルロイヤルについて
バトルロイヤルは自分以外の3人全てが敵となるルールであり、集中攻撃を受けると基本的に何もできず倒されます。そうなりやすい場面として
1.積み技を使うなどして明らかな脅威となった場合
2.その場にいるだけで行動が制限される場合(ひらいしん等)
3.撃墜数で圧倒しておりこのまま試合が終わると1位確定の場合
4.パッと見一撃で倒せそうな場合
などが考えられます。世の中基本的に出る杭は打たれるということですかね。
1に関しては積んだ次のターンにあっさり倒されることが殆どですが、先に倒されたところに攻撃すると失敗する関係上全員からの集中攻撃は滅多にないのでたまに生き残ることもできます。
2に関しては場合によっては誰かを味方につけるという可能性もあって微妙です。
3は1位のみが勝者のこのルールでは終盤で起こりやすく、このため1位から最下位に転落するというケースが多数あります。このため勝ち確定の場面以外では下手に飛び出さない方が良いと私は考えています。
4に関してはいわゆる紙耐久と呼ばれるポケモンであったりHPをかなり削られていたりといった状況が考えられます。逆に体力満タンのポリゴン2のように一撃ではなかなか倒せないポケモンに最初に攻撃するというのは私の場合全体技以外ではやりたくないです。理由としては自分がとどめを刺さなければ撃墜数としてカウントされないために自分の一手があまり意味のないものになる上、自分が攻撃されたり他の人に撃墜数をもっていかれたりと損をしやすいという点が挙げられます。バトルロイヤルも他のルール同様上から叩くのが撃墜数を稼ぐためには手っ取り早いのですが、相手を1匹倒しても敵があと2匹動けるというのが他のルールとの違いであり、そこも考えると高速アタッカーが必ずしも有利とは言い切れません。
今回の大会に関しては1位になれば5ptを得ることができるため積極的に狙っていきたいものの、全滅で最下位になると0ptになってしまうためそれだけは何としてでも避けなくてはならないと考えていました。

有用(そう)な技について
①まもる
複数を相手にする時には採用したい技でありバトルロイヤルでも持っていると便利な技ではありますが、味方はあくまで自分の1匹だけなので集中攻撃を受ける場面では単なるターン稼ぎにしかならないという点とZ技は防ぎきれないという点に注意が必要です。
②みがわり
みがわりを壊すのは一手損なので前述したような理由で攻撃を躊躇させることができます。
③全体技
威力がかなり落ちるので簡単に3匹倒すことはできませんが、とりあえず全員削ることで自分以外を攻撃対象にできたり削られた相手にとどめを刺せたりと基本的に損はしません。
④Z技
普通に強いです。守る貫通、必中。
⑤ほろびのうた
使う場面は非常に限られるものの決まれば撃墜数をかなり稼ぐことができます。残り1匹の人が居る場面で1位が無理矢理試合を終わらせにいく技だと私は考えており、交代に危険が伴うルールなのでその点でも有用かもしれません。
⑥スポットライト
技を受けた相手がそのターン全ての技を受けるというもので、連発可能のまもるのような使い方ができるほか最下位や自分より上位の人を狙って全滅させることができる技です。強い技ゆえに使えるポケモンがPTにいるだけで警戒される点、自分が倒す訳ではないので撃墜数は稼げない点、先制技ゆえに防がれる場合がある点に注意が必要だと思われます。

個体解説
ニョロトノ@バンジのみ おだやか あめふらし
http://www.serebii.net/sunmoon/pokemon/186.png

れいとうビーム/なみのり/ほろびのうた/まもる→みがわり
H252 B252 C4
先発として適度に目立たず倒されにくくそれでいてある程度の威力がある全体技を使えるポケモンとして採用しました。性格や努力値、持ち物にもとにかく生き残ろうという考えが現れています。まもるだと消極的になりすぎるという理由で2戦目からみがわりにしました。ほろびのうたは終盤まで3匹生き残ることで目立ち始めたタイミングで使う予定でした。

メタグロス@メタグロスナイト いじっぱり クリアボディ→かたいツメ
http://www.serebii.net/sunmoon/pokemon/376.png

コメットパンチ/かわらわり/バレットパンチ/しねんのずつき
A252 S252 H4
シングル流用個体で、私にありがちな何も考えずいじっぱりにしてみたという個体です。上から一撃で倒しやすく物理攻撃では一撃で倒されにくい点、先制技が使える点はこのルールでもかなり有用だと感じました。大爆発も使ってみたかったです。あと多分ようきの方が強いです。

フーディン@フーディナイト おくびょう シンクロ→トレース
http://www.serebii.net/sunmoon/pokemon/065.png

サイコキネシス/マジカルシャイン/エナジーボール/まもる→じこあんじ
H52 B204 S252
特に理由は無いがメガ枠は2匹欲しい→今持ってるメガストーンはメタグロスナイトとフーディナイトとギャラドスナイトだけ→メガギャラドス使いにくそうだし消去法で‥
という実に適当な理由で選んだポケモンで、シングル用個体の技を1つ変えただけです。適当な特性をトレースして適当にじこあんじしたら面白いことになるんじゃないかななどと考えたものの、私が一番重視する「目立たない」に反する上にメガメタグロスが強すぎて結局出番はありませんでした。

ダダリン@せんせいのツメ いじっぱり はがねつかい
http://www.serebii.net/sunmoon/pokemon/781.png

パワーウィップ/ゴーストダイブ/アンカーショット/まもる
H252 A252 B4
みんな使いそうなまもる貫通だし1ターン姿消せるしゴーストダイブ強いんじゃない?という理由で採用しました。道具に関しては良いのが思いつかなかったので理論上最強の道具の一つで。先発はほぼニョロトノなので雨下では多少動きやすくなるかなとも思っていましたが、二ョロトノの役割の関係上交代する頃には既に雨が止んでいることの方が多そうでした。

クワガノン@とつげきチョッキ ひかえめ ふゆう
http://www.serebii.net/Shiny/SM/738.png

ほうでん/エナジーボール/むしのさざめき/かみなり
H252 C252 D4
普通に孵化してたら色違いが産まれたのでこの機会に自慢したくて雨パ?の一員としてテッカグヤやスターミーの相手をできるかなと思い採用。いろいろ相手をしてほしいなーと考えてたらまもる入れられなくなったのでとつげきチョッキを持たせて少しでも長生きできるようにしました。雨下で動くことを想定していましたが以下略

ファイアロー@ヒコウZ いじっぱり はやてのつばさ
http://www.serebii.net/sunmoon/pokemon/663.png

そらをとぶ/ニトロチャージ/まもる/おいかぜ
H252 A252 S4
第六世代では全ルールでお世話になったので第七世代でも何とか使えないかと思い採用。おいかぜとニトロチャージに関しては使う予定すら無かったので他の技でもよかったと思います。基本的に3番手での起用を考えていて、ほろびのうた発動後1匹挟んでまもるとそらをとぶで逃げ切る、それ以外の場合は先制Z技で確実にダメージを与えるなどといったことを考えていました。

結果
1試合目
撃墜数1残ポケ数3 2位
初手でZ技が飛んできたもののまもっていたため耐え、その後は予定通りニョロトノは無視され続け終盤に。そろそろ撃墜数を稼がないとと思いメタグロスに交代するも他のメガメタグロスに先に最下位を倒され撃墜数優先のため2位。こちらが最速であれば1位になる可能性があった試合でした。実際にはメガし忘れていたのでどっちみち無理でした。
2試合目
撃墜数3残ポケ数1 1位
初手みがわりが功を奏し今回もニョロトノは無視され続け終盤に。その間ひたすらなみのりをうてたのでいつの間にか撃墜数2を稼ぎ、1位になったところでニョロトノが倒されたもののその時点で最下位が残り1匹だったのでメガメタグロスバレットパンチで終了。その後メタグロスに集中攻撃が来るも時すでに遅しでした。

総評
倒すのは他の人にやってもらい自分はひたすら生き残るという最下位を避けるだけの作戦だったのですが運よく1位も取れたので頑張って考えた甲斐があったかなと思います。後半の解説が適当だったことから察した方もいるかもしれませんが、あまりにニョロトノが長生きしたため2試合で実質2匹しか出番がありませんでした。今回は運よくそうならなかったとはいえ、大体遅いために3匹目が出た時点で相当不利になってしまう点は見直さなければならないと思います。

最後に、今回対戦してくださった皆さん、今回の大会を運営してくださった中部ポケサー連盟代表のらすさんありがとうございました!