2017年度新入生歓迎イベント ポケサー新歓交流会 開催決定のお知らせ

 新入生の皆さん、新潟大学合格おめでとうございます! 新潟大学ポケモン同好会は今年も新歓イベントとしてポケサー新歓交流会を開催いたします!

 

 ポケサー新歓交流会では新入生とサークルメンバーの交流を目的としたイベントです。しかしもちろん2年生以上の参加も歓迎です! ポケモン好き同士の交流をどうぞお楽しみください。

 

 ※イベントの詳細につきましては後日UP予定です。

 

開催日

4月23日(日)

 

会場

内野まちづくりセンター

3階 研修室2

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主なイベント内容

・3勝すれば景品が! フリーバトル

ポケモンの知識を競う!クイズ大会

・戦って生き残れ! バトルロイヤル

 

※記載されている内容は後日変更になる可能性があります。

 

 新潟大学ポケモン好きが集まるこのイベント、同好の士を見つけるにはうってつけです。ゲームだけではなくカードやアニメが好きな面々もいますので、どうぞ気軽にご参加ください! 

【新入生歓迎記事】~新大ポケサーとは?~

※一部古い内容が含まれます。

 

新入生の皆さん、新潟大学合格おめでとうございます!

大学生活のスタートまであと一月を切り、多くの新入生の方が「どのサークルに入ろう…」といった悩みを抱えていると思われます。

そんな悩める新入生の力になるべく(サークルの知名度アップのためとも言う)、私たち新潟大学ポケモン同好会では新大ポケサーがどのようなサークルなのか、このサークルに入ることで得られるメリット、新歓イベントの概要などをこの記事で解説したいと思います!

あくまで主観的な意見にはなってしまいますが、少しでもポケサーに興味がある新入生の皆さんの助けになれば、と思います!

 

2年生以上の在学生の方も大歓迎ですので、新入生向けの記事ですが興味があればぜひ目を通してみてください!

 

1.新大ポケサーって?

新大ポケサーは正式名称を「新潟大学ポケモン同好会」という、新潟大学の学生による非公認団体です。名前の通りテレビゲーム「ポケットモンスター」やそれに関連する様々な物を好きな学生が集まって交流を深めることが目的のサークルです。

そんな新大ポケサーの主な活動は、週に一度(水曜、木曜交互に)五限後に集まって情報交換や対戦を楽しむ①定例会、月に一度程度の頻度で開催される会員の間で行われる②部内大会、そして年に数回(を予定)学内外を問わずポケモン好きの間で交流を持てる機会としての③イベント開催の3つがあります!

2015年度からは新大祭への出展を行っており、多くのポケモン好きの方々に来場していただいています!

 

2015年度新大祭

niigatapokemon.hatenablog.com

 

2016年度新大祭

niigatapokemon.hatenablog.com

 

現在のサークルメンバーは20数名で楽しみながら活動しています。

主な連絡は公式ブログ、Twitterで行われていますので知りたいことがあったらそこをチェック!

 

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↑定例会の様子

 

2.新大ポケサーに入るメリット

・メンバーと深いポケモンの話ができる!

ポケモンへの愛と熱意にあふれたメンバーが集まっているため、ポケモンについて熱く語り合うことが出来ます!(今までゲンガーやゴローニャが図鑑に存在しなかったアナタも通信進化ができるのです!)

もちろんゲームだけではなくポケモンに関することならばカード、映画、アニメ、音楽等々様々な話題で盛り上がることが出来ますので「対戦は得意じゃないんだけど…」といった方も楽しめるはず!

 

・ゲームやカードでの良きライバルができる!

レーティングやジムバトルで単身切磋琢磨するのもいいですが、実力の伯仲したライバルを見つけ、競い合うことによってポケモチベは上昇していくはずです。戦い終わってズボンで汗拭き握手したらもう友達です!

また、2015年度からは全国のポケモンサークルの頂点を決める「PCL」にサークル単位で参加しているため、全国のポケモンサークルの人たちとも交流する機会があるかもしれません!

2016年度までに

・IPUポケモンサークル(岩手県立大学

・NUHWポケモンサークル(新潟医療福祉大学

信州大学ポケモンサークル(信州大学

との交流会を行いました。 

 

さらに、中部ポケサー連盟にも所属! 時折開催される中部ポケサー連盟交流会に参加することで、ポケモンの輪が広がります。

 

・豊富な実績のトレーナーからアドバイスや孵化余りをもらえる!

サークルメンバーにはレーティングバトルダブル8位やシングル2100達成、第一回真皇杯ベスト8などの実績を持ったトレーナーやタイプ統一使いなどの様々なトレーナーが所属していて、その人たちから直接対戦に関するアドバイスを受けることが出来ます!

サークルとしても、2015年度PCLでは2位で中部地方リーグを突破し、決勝リーグ進出という実績を残すことが出来ました。

また、大体のメンバーがボックスに孵化余りを持て余しているので少し声をかければ気軽にもらうことが出来、時間短縮にもつながりますよ!?

 

 

3.新歓イベントの概要

さて、ここまでで新大ポケサーがどのようなサークルかを知っていただいて、興味が出てきた!という方は、これから開催する新入生歓迎のイベントに足を運んでいただき、雰囲気を実際に体感してみてください!

2019年度はこのようなイベントを開催する予定です!

 

niigatapokemon.hatenablog.com

 

新入生とサークルメンバーそれぞれの交流をメインとしたイベントを行います!

新大のポケモン好き同士での交流を楽しみたい、新大ポケサーの開催するイベントの雰囲気を感じてみたいという方は是非参加してみてください!

(予定は変更になる場合があります) 

 

普段の主な活動である定例会を見学したい方は、4月の定例会の開催日に大学会館2階の小会議室or中会議室に立ち寄ってみてください!(場所についてはこのブログのトップかTwitterを参照してください)

 

いかがだったでしょうか?

少しでもサークル選びで悩んでいる新入生の皆さんの手助けになればうれしいです!

 

質問等がありましたらブログのコメント欄かTwitter @shindaipokemon まで気軽にどうぞ!

信越ポケサー交流会のお知らせ

参加校サークルメンバー向けの記事です

 

サークル員のfujiです。

3/26(日)に、信州大学ポケモンサークルさん(@shinpopke)、NUHWポケサーさん(@NUHW_poke)、新潟大学ポケモン同好会の3校で交流会を行うことが決定しました!

以下要項です

 

日時

3/26 10:00~17:00

 

場所

新潟大学駅南キャンパスときめいと
講義室B

 

 

参加費

500円

 

タイムテーブル(予定)

10:00~11:30 自己紹介、クイズ大会
11:30~12:30 昼休憩
12:30~14:30 ゲーム対戦(勝ち抜き形式)
14:30~16:30 カード対戦(スイスドロー形式、カード参加者以外はフリータイム)

 

ルール

・ゲーム

使用ソフトはポケットモンスターサン、ムーン

レーティングバトルシーズン3準拠のシングルバトル(クチートナイト、スピアナイトは使用可能)

QRレンタルチームの使用可

第6、第7世代で再現することのできる技、特性の個体であればカロスマーク、アローラマークは不問(第5世代以前の個体でも使用可) (ただし初代VCのみで実現可能な技、特性の個体は使用不可)

 

対戦を行っていない参加者を運営がマッチングし、対戦を行う

1戦ごとに構築の変更可能

3連勝した参加者には景品をプレゼント

 

・カード

ポケモンカードゲーム公式 スタンダードレギュレーションに準拠

スタンダードデッキ(60枚)、サイド6枚

参加人数に応じたスイスドロー形式

優勝者には景品をプレゼント

 

・クイズ

ルールは当日発表

 

持ち物

3DS

ポケットモンスターサンorムーン

ポケモンカード デッキ(カード参加者)

・充電器

・筆記用具

 

注意事項

・飲食は、ペットボトル等フタのついた飲み物に限り可能で、その他の飲食は禁止となっているため、昼食は別の場所で取るようにしてください。

・物の破損やゴミのポイ捨て等ないようお願いします。

・充電は可能ですがコンセントの混雑が予想されるため、なるべく3DSの充電を満タンにしたうえでお越しください。

 

交流会を楽しんで、他校のポケモンサークルとの交流を深めましょう!

東北シングルFESTA 3位入賞構築「ガルクレセアシレーヌ」

サークル員のMt.fujiです。

この記事では、2/19に開催されたサンムーンのオフライン対戦会「東北シングルFESTA」で、3位に入賞した際の使用構築を紹介していきたいと思います。

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構築の出発点

一月末にポケモンバンクが解禁され、7世代でも今までアローラに出現しなかったポケモンや過去作の教え技が使用できるようになり、環境が大きく変わりました。

過去作のポケモンが使用できるということで、6世代の時に自分が使い慣れていた、ガルーラや高火力特殊ポケ+クレセリアの並びを軸にした構築を7世代でも使ってみようと思い立ち、今回の構築を組むことになりました。

ガルーラ+クレセリアと組み合わせた基本選出の高火力特殊アタッカーとして欲しい要素である、火力と技の一貫性、そして身代わりなどの搦め手を気にせず殴ることのできるポケモンを探していたところ、7世代で新たに登場したアシレーヌに可能性を感じたため、基本選出をガルーラ+クレセリアアシレーヌとしつつ、その3体では対処しづらい相手を意識したポケモンを残りの枠に採用していく形で構築を作成しました。

 

ポケモンの個別解説(カッコ内の数値は努力値

ガルーラ@ガルーラナイト ようき きもったま→おやこあい

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いわなだれ/じしん/グロウパンチ/みがわり

197-122-101-x-109-156→197-152-121-x-129-167

(H132 A52 B4 D68 S252)

 

 構築の軸…だったはずが気がついたら闇を見せる型に変わっていたポケモン

当初はいじHAベースの猫捨て身冷パン地震あたりで技範囲を広くとって、多くの相手に対面から勝利することを目指していたのですが、相手がまず想定してくる型で若干動きづらさを感じたことと、高耐久ポケモンへの解答が構築全体で不足していたため、相手の耐久ポケモンを上からこちらに有利な確率を押し付けて突破できる可能性を持ったグロウパンチ+岩雪崩採用の型へと変更しました。

努力値配分は、D方面についてはHBスイクンの熱湯を身代わりが最高乱数を切って耐えるラインを基本として、そこまで振ったのならばコケコのエレフィZ10万も耐えてしまおうというもの。

グロウパンチ+岩雪崩という技を採用する以上、なるべく多くのポケモンの上を取って怯ませられる確率を上げたほうが強いのではないかと考えSは性格補正をかけた極振りに。

結果としてAに振る努力値がとても少なくなってしまいましたが、耐久ポケに対しグロウパンチを打ってから攻撃することが基本になるため、初撃の威力はあまり必要なく、何とかなるだろうという考えがありました。(実際には火力が低すぎてイヤになる場面が何度もあったので要反省)

受け思考のポケモンを相手するうえで、毒や火傷などの状態異常を入れられると粘られるだけで負けてしまうため、それを防ぐために身代わりを採用。

岩雪崩が半減されてしまう鋼タイプに刺さり、技範囲を広げることの出来る地震を最後の一枠に採用しました。身代わり+地震クレセリアが呼ぶギルガルドに対して圧倒的に有利に立ち回れることを考慮しての部分が大きいです。

使用感としては、第7世代のガルーラは身代わり持ちをほとんど警戒されないようで、身代わりを張って状態異常技をかわしてアドバンテージを取ることが容易だったように感じました。

また、リザードンミミッキュなどの100族付近のポケモンがかなり多かったため、それらのポケモンに比較的有利に動ける最速は使い勝手としてはよかったかなと思います。後述するクレセリアトリックルームによる切り返しとは相性が悪かったのは問題点でしたが…

しかし、一致技がなくAの努力値もかなり削ってしまったせいで、かなり火力が足りていないと感じる場面が多かったため、努力値配分については、耐久の調整先が環境にほぼ存在しなかったことも含めて考え直す必要があるかなと思いました。

 

クレセリアゴツゴツメット ずぶとい ふゆう

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れいとうビーム/どくどく/みかづきのまい/トリックルーム

227-×-189-95-151-105

(H252 B252 D4)

 

エースたちの回復薬兼クッション要員。

耐久種族値は目を見張るものがありますが、攻撃面の貧弱さから相手にかける負担がとても小さく、積みポケの起点にされてしまうため、扱いには気を付ける必要がありました。電磁波の弱体化が痛い…

とりあえずで6世代で運用していたHB極振りのままで使用しましたが、D方面に厚くするなどの調整の余地はありそうです。

氷4倍龍へ負担をかけるために攻撃技は冷凍ビームを採用。

どくどくは攻撃種族値の低いクレセリアが相手を削りたいときに非常に頼りになるダメージソースです。回復技がないためこのポケモンで詰めるための採用ではなく、削りを入れて後ろのポケモンの攻撃の圏内に入れるために打っていました。

三日月の舞は自分がクレセリアというポケモンを使うときに必ず入ってくる技です。先述したとおり、相手にかける負担がとても少ないこのポケモンですが、トリックルーム(電磁波)+三日月の舞によりS操作を行い、先発で消耗したエースポケモンを回復し、なおかつ自主退場して起点を回避することができるという点は、持ち前の一撃ではほぼ倒されない高耐久とのシナジーもあり高く評価しています。

トリックルームは、相手の積み技、砂、雨等の天候の影響を受けずに後続にも影響するS操作を行うことができ、三日月の舞のあと再び場に出たエースポケモンが動きやすい状況を整えられる技として採用しました。

現在の環境は、ミミッキュをはじめとしたゴーストタイプに弱点を突かれたり、ウルガモスや剣舞+Z技で耐久をぶち抜いてくるガブリアスバシャーモといった積みポケモンが存在するなど、クレセリアには厳しい面も多かったですが、他のポケモンを回復することができるというユニークスキルは、7世代になっても活躍の機会はあるなと感じました。

6世代から、起点にされやすいこのポケモンでは隙を生んでしまう場面のほうが大きいという考えから、この手の構築を使うときには回復技を採用していませんでしたが、クレセリアが環境にほとんど存在しないためか、対戦中にこのポケモンを突破する手段が相手にはないのではないかという場面も何度かあったため、7世代のクレセリアには再生回復技の月の光も採用したいところです(が、技スぺが足りない…)

また、トリックルームによる切り返しは今回も使い勝手はよかったですが、相手のポケモンのほうが自分の低速ポケモンより遅く、自分で打ったトリルが自分の首を絞める事態が何度か起こってしまったため、立ち回りを見直す必要があると思いました…

6世代から使用している色違い個体で、相棒とも言っていいほど構築に入っているポケモンですが、役目がエースのポーションとして自主退場というのが悲しいところ…

 

アシレーヌアシレーヌZ ひかえめ げきりゅう

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うたかたのアリア/ムーンフォース/アクアジェット/めざめるパワー(炎)

175-84-107-190-137-85

(H156 B100 C212 D4 S36)

 

攻防ともに優れた優秀なタイプ+一撃では倒されない程度の耐久力+専用技「うたかたのアリア」による身代わり貫通といった特徴を持ち、クレセリアで再利用するのに適しているポケモンであると感じ採用。

努力値配分はこちら(http://kobayashitx.hatenablog.jp/entry/2016/12/24/000209 小林さん 問題があれば消します)のものを使用。

詳しい調整についてはリンク先に書かれていますが、大ざっぱにいうと火力をなるべく落とさずに、陽気マンダの捨て身耐え、HSメガゲンのヘド爆耐え程度の耐久を確保したものです。

 持ち物については、高火力を継続できるこだわりメガネ、確定数をずらせて三日月の舞の前の場持ちがよくなるオボンも考えましたが、1回限りながらも2倍以上の高火力が出て、対面での性能が上昇し、当初基本選出として考えていたガルクレセアシレーヌの並びの時に、メガ石+Zストーンを自然に組み込めるためアシレーヌZを採用。

うたかた、ムンフォ、アクジェの3つは技範囲も広く、対面での性能の高いアシレーヌの基本的な技構成ですが、4枠目にはアンコールが採用されることが多いですが、S1で周知の事実になってしまっている以上、相手がアンコールを警戒してあまり刺さらないだろうと考え、今回はめざめるパワー(炎)を採用しました。ガルクレセの並びを見て繰り出されやすいナットレイに対して大ダメージを与えることを期待しての採用でしたが、オフでは撃つ機会がなかったので要検討かもしれません。

オフで対戦しているうちに、Z技は初手に繰り出したときにぶっぱするより、一度消耗するまで打たずに戦って、三日月の舞後にトリル下で使った方が効果的かなと思いました。

 

ガラガラ(アローラのすがた)@ふといホネ わんぱく ひらいしん

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フレアドライブ/シャドーボーン/がんせきふうじ/おにび

167-100-148-x-128-65

(H252 B36 D220)

 

メインのガルクレセアシレーヌに一貫する電気技を抑制し、また第2のトリルアタッカーとしての活躍を見込んで採用したポケモン

第6世代にガルクレセ+1でシャンデラを採用していた時期があり、同じタイプのこのポケモンは攻撃面での相性が良いのではないかという判断もありました。

努力値配分はHSメガゲンのシャドボ、A130族の無補正地震を最大乱数を切って耐えるBDを確保し、初手で広い範囲のポケモンと打ち合い、撃破したり鬼火を入れたりして仕事をできるようなものに。攻撃には努力値を振りませんでしたが、アイテムのふといホネのおかげで補正アリ130族と同程度の火力を出すことができます。

技は一致技で幅広い相手に等倍以上で打つことができるフレアドライブ、シャドーボーンに加えて、岩石封じと鬼火を採用しました。

岩石封じは数の多いリザードンウルガモスに対し、どんな型でも大ダメージを与えられるように採用。Sの遅いこのポケモンストーンエッジや岩雪崩でない理由としては、リザYやウルガモスなどの4倍勢にはそれらは過剰火力であり、外しのリスクを避けたかったというものがあります。リザXについてはアシレーヌクレセリアがある程度有利なため、岩封を耐えられた場合はそれらのポケモンで対処します。

鬼火は先発でガブリアスと対面した場合、6世代の気分でクレセバックすると剣舞からのZ逆鱗を喰らって負けかねないため、その対面でも引かないという選択肢を作るために採用しました。有利対面ができたときに裏から出てくるポケモンに刺すこともできて使い勝手は良かったです。

独特の耐性を活かして渋い活躍を見せてくれたポケモンでした。Sをはじめとした種族値の不足をどうしても感じましたが…

 

霊獣ボルトロス@デンキZ ひかえめ ちくでん

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10まんボルト/めざめるパワー(氷)/サイコキネシス/こうそくいどう

175-x-92-216-104-128

(H164 B12 C252 D28 S52)

 

ガラガラ1体のみでは若干不安な電気耐性を補完し、比較的通りのいい地面技を無効化でき、上の4体が打点をあまり持たない水タイプに対し有利を取ることができるポケモンとして、霊獣ボルトロスを採用。

7世代の新要素として、Zストーンを持たせた高速移動ボルトロスが気になっていたので構築に組み込んでみたかったというのもあります。

努力値配分はこちら(http://kobayashitx.hatenablog.jp/entry/2017/02/01/174133 小林さん 問題があれば消します)のものを使用。

調整の意図は高速移動でSを逆転して上から殴るために、大体の攻撃を一発耐えるといったところでしょうか。

技は参考にしたものからヘドロウェーブサイコキネシスで使用。

メガフシギバナに対し、構築全体で打点が乏しかったため、気休め程度ではありますが弱点をつける技として採用しました。一応6割以上は入るようです。レートでの試運転の後にオフ直前で変更し、オフではフシギバナと一度も当たらなかったため使い勝手は謎のまま…

当日当たった構築の地面枠がガブリアスでなく、相手にも霊獣ボルトが多かったなどの理由から、選出機会に恵まれませんでした。

初速が欲しい場面や、特殊アタッカー相手に多少強引に動いていきたい場面が多かったため、チョッキレボルトなどのほうがこの構築には合っていたかもしれません。

 

カミツルギ@こだわりスカーフ ようき ビーストブースト

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リーフブレード/スマートホーン/せいなるつるぎ/つばめがえし

135-223-152-x-67-170

(H4 A172 B4 D124 S204)

 

 ここまでの5体で、トリックルームを組み込んだ構築とはいえ初速がほぼ100族未満で素早さに不安があったことと、ミミッキュをはじめとしたフェアリータイプへの対策が若干薄かったことから、それらの欠点を補うことの出来るカミツルギを採用。

独特の攻撃範囲とビーストブースト発動時の抜き性能の高さで、メインアタッカーとクレセリアで削りを入れたあとの掃除役としての活躍も期待していました。

実戦でゲッコウガがゲロ重なことに気づいたので、一応の対策としてこのポケモンで対面から切り捨てることができるように持ち物はこだわりスカーフ。Sは環境に存在するポケモンの調整目安になっていると思われる陽気スカガブ抜き。

調整によってひかえめカプ・テテフのフィールドサイキネまでは確定耐えするため、一回までならテテフに対し後出しから倒すこともできます。

技構成は、タイプ一致のリーフブレード、スマートホーンは高威力(カミツルギ比)なため採用が確定。ガルーラやナットレイルカリオなどの弱点を突くことができるせいなるつるぎウルガモスバシャーモなどの一致技の通りが良くない相手の弱点を突くことができるつばめがえしの残り2つの技では、前のポケモンで多少削った上記のポケモンたちを倒すことを期待していました。

技威力が相当貧弱なため、使い始めはあまり期待していませんでしたが、実際に使用してみると高種族値のおかげでかなり火力が出せることが分かり、運用しやすいポケモンでした。

構築にだいたい1体はいる炎タイプのポケモンに対して不利を取ってしまいますが、それらのポケモンを倒した、あるいは削りを入れた後であれば、構築に刺さっていることも多く、カミツルギで2タテ3タテという対戦もありました。

特殊方面は名前の通り紙耐久でしたが、努力値を割いて最低限は確保できたため、割り切って使用するには十分なものがありました。物理方面は見た目よりもずっと硬かったので、もう少し信頼して使っていってもよかったかなと思いました。

 

 

選出

構築が現在の形になったのがオフの直前だったため、選出パターンはぼんやりとしたものしかありませんでした…

一応の形としては、

エース運用枠

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クッション要員(地面無効枠)

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 +

アタッカー2枚目or終盤の削り要員

一体目で選出しなかったうちのどれかorf:id:niigatapokemon:20170221235112g:plain

といった形が多かったです。

 

参考までに各ポケモンのオフでの選出回数を掲載します。

ガルーラ 8/11

クレセリア 8/11

アシレーヌ 5/11

Aガラガラ 6/11

ボルトロス 1/11

カミツルギ 5/11

 

結果・総評

2/19 東北シングルFESTA(約40人規模)

予選カプ・レヒレブロック 8-0(一位通過)、決勝T3位

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 ポケモンバンク解禁後の7世代はあまり触れておらず、事前に潜ったレートでも奮わなかったため不安を抱えまくって挑んだオフでしたが、3位という結果を残せたことはとても嬉しいです!

ただ、ある程度数が多いメタグロスゲッコウガが重いという構築の穴を抱えていたり、相手のポケモンを一体倒した後に出てくるZ技を絡めた高火力積みポケモンが厳しいといった立ち回りの難しさもあり、構築としてはまだ考えるところが多いと思っています。

今回のオフも、予選で相手の岩雪崩、じゃれつく、コメットパンチなどの命中90技を避けまくった運の良さに相当助けられた部分があったため、今後もこの構築を使っていく上では大小の修正が必要であると感じています。

総じて言うとまだまだ未完成な部分の多い構築なので、この構築記事を参考にする方がいたらどんどん改善を加えていただいて、もしよければ改良の案を自分にも教えてください(

今回構築記事という形にして採用理由などを改めて考えてみたところ、努力値の調整や技選択が、結果的にはレート環境とはだいぶずれた認識で行われていたなと痛感しました。

自信を持って対戦をするためにも、自分にとっては対戦数をこなして使い慣れていくことが必要だということを、再認識することができたいい経験でした。

 

東北シングルFESTAでお世話になった運営、参加者の方々、オフ当日はとても楽しい時間を過ごすことができました!ありがとうございました!

また、厳選が間に合わなそうなときにカミツルギを貸してくれた後輩のまうんてんもありがとう!

 

長い構築記事になってしまいましたが最後まで読んでくださってありがとうございました。質問等ありましたらこの記事のコメントかtwitter @l_nihamakene までどうぞ

 

 

※追記※ 

東北シングルFESTAの3位決定戦は、生放送されていたこともあり、対戦を観戦していた人が疑問に思った点がいくつかあったようなので、選出と立ち回りについて記載します。

 

東北シングルFESTA 3位決定戦

VSどなさん

f:id:niigatapokemon:20170222204859g:plainf:id:niigatapokemon:20170222204909g:plainf:id:niigatapokemon:20170222204948p:plainf:id:niigatapokemon:20170222204957p:plainf:id:niigatapokemon:20170222205010p:plainf:id:niigatapokemon:20170222205044g:plain (BV YWAW-WWWW-WWW5-H6UW)

まず最初にブルルドヒドイデの並びが見えたため、その2体での受け回しに対応できる選出をすることを考えました。

2体へある程度打点を持っているポケモンは、自分の構築の中にはガルーラ、霊獣ボルトロスカミツルギの3体がいましたが、霊獣ボルトロスではヘドロウェーブを搭載していないため、特防に努力値を割いたカプ・ブルルには有利とはいえないと考え却下。カミツルギもメインウェポン2つでどちらにも等倍以上が取れはしても、拘ってしまうとそこまで優位ともいえない欠点がありましたが、高確率で所持しているであろう宿り木の種、毒びし両方を無効化することができる点、補完枠で採用されているドサイドンミミッキュに対して優位を取れる点からボルトロスよりは適しているということで選出することに。

ガルーラはドヒドイデの前で身代わり→グロウパンチの動きをすることができれば岩雪崩の怯みも期待でき、大きなアドバンテージを取れる可能性が高いと考えての選出。ドヒドイデの持ち物がゴツゴツメットだった場合は黒い霧と合わせて苦戦を強いられますが…

身代わりでの消耗を回復し、岩雪崩の試行回数を稼ぐために回復要員として最後の1体にはクレセリアを選出しました。ガルーラ、カミツルギでは打点に乏しいボーマンダにもある程度は戦える面も考慮に入れてのものです。

見えているリザードンが最速(特にY)だった場合、ガルーラを合わせても5割で負けてしまう危うい選出でしたが、リザードンに強めなアシレーヌ、ガラガラは他のポケモンへの刺さりが悪かったため、もし出されたら上から岩雪崩を入れられることを祈ろうといった感じでした。

 

実際の選出

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大まかな試合の流れとしては、

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f:id:niigatapokemon:20161229112724p:plainVSf:id:niigatapokemon:20170222212110p:plain(両者交代)

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f:id:niigatapokemon:20161229112724p:plainVSf:id:niigatapokemon:20170222204859g:plain

f:id:niigatapokemon:20170222213144p:plainVSf:id:niigatapokemon:20170222204859g:plain

f:id:niigatapokemon:20161229112724p:plainVSf:id:niigatapokemon:20170222204859g:plainf:id:niigatapokemon:20170222213144p:plain自主退場、残ポケ2-3)

f:id:niigatapokemon:20161229112724p:plainVSf:id:niigatapokemon:20170222204909g:plainf:id:niigatapokemon:20170222204859g:plainひんし、残ポケ2-2)

f:id:niigatapokemon:20161229112724p:plainVSf:id:niigatapokemon:20170222212110p:plain

f:id:niigatapokemon:20161229112724p:plainVSf:id:niigatapokemon:20170222204909g:plainf:id:niigatapokemon:20170222212110p:plainひんし、残ポケ2-1)

f:id:niigatapokemon:20161229112724p:plain Win!

 

といった感じでした。BV33ターン!長い!

 

・ガルーラで初手居座った理由

f:id:niigatapokemon:20161229112724p:plain VS f:id:niigatapokemon:20170222212110p:plain

初手はガルーラとボーマンダが対面。

ガルーラが氷技を持っておらず、岩雪崩で弱点を突いても威嚇で微々たるものしか入れられないことは分かっていましたが、クレセリアに引いたところで回復技がないため、HDに厚く振った羽休め搭載型だと押し切られてしまう可能性もあり、またガルーラが相手の攻撃を一回は耐えられるため、とりあえず岩雪崩で様子を見ようとの発想でした。舞われたらクレセリアを後投げして削りを入れ、スカーフカミツルギで上から叩いて倒すか、トリックルームからガルーラを投げて雪崩で祈るしかないと考えていました。

今思えば初手から追い詰められてんなコイツ…

結局お互い居座りからメガシンカしましたが、ここで自分のガルーラが上を取っていることに気づきます。耐久に厚く振っていることがほぼ確定的に。一回雪崩で怯ませますが二回目は動かれ、龍の舞を積まれてしまったため当初想定のクレセバックという流れでした。

Aを削っているとはいえ威嚇入り雪崩が1/4も効かなかったのは顔面蒼白でした…

 

 ・カミツルギブルル対面で引いた理由

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カプ・ブルルが繰り出された場合は相手のメインウェポンの草技を1/4に軽減し、宿り木の種も無効化できるカミツルギを後投げすることは最初から想定していました。実際に宿り木を無効化し無償での後出しに成功したのですが、攻撃技を選択せずにガルーラバックを選択しました。

この選択は、ボーマンダカプ・ブルルと見えている2体に鋼の通りがいいため、受け思考の強い構築では、裏のまだ見えていない1体がほぼ確実に鋼技を軽減しに繰り出されるだろうという読みからのものでした。ドヒドイデバックを予想するならばグラスフィールドで強化されたリーフブレードを選択してもよかったのですが、スマートホーンを2回耐えると考えてボーマンダに引かれた場合や、耐久型のカプ・ブルルが持っていることがある守るによって拘らされてしまうことを考慮して、技の選択はしませんでした。

実際にはボーマンダが後出しされたため、そのまま攻撃技を選択しているよりかはいいプレイングだったかなと思います。

 

クレセリアを三日月の舞で退場させた理由

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ボーマンダにある程度対処できるクレセリアを、対戦中盤で三日月の舞によって自主退場させました。

これは、ガルーラの岩雪崩のみではグラスフィールド+食べ残し+ウッドホーンの回復があり削りきることが難しそうなカプ・ブルルに対し数ターン前にクレセリアで毒を入れることに成功したため、ドヒドイデクレセリアに後出しされ、毒菱を撒かれることによってガルーラの再利用が出来なくなることを警戒してのものでした。ステルスロックなどのトラップ系の技は、三日月の舞による回復の後に発動するため、ガルーラに三日月の舞+身代わりによっても防ぐことの出来ない状態異常が入る、決定的な負け筋を生まないための選択でした。

結果的に後半でボーマンダの処理が怯み頼りになってしまいましたが、月の光を持っていないクレセリアがいたところで、耐久の高いみが羽マンダに圧倒的な有利とは言えないため、この選択は間違っていなかったと思います。

 

・(ガルーラの代わりにスカーフトゲキッスを使わなかった理由)

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???「怯みって51%だっけ。これで勝負決まるのつまらんな。スカーフキッスでも使っておけ。」

怯み界のレジェンド、6割怯みのてんめぐキッスのほうがガルーラよりも構築にフィットしているのでは?というありがたいアドバイスがコメントにあったと、放送を観戦していた会場の方から教えていただきました。

改善案を提示していただいたということで、採用について検討してみましたが、スカーフキッスが技を打ち分けられ、大体の攻撃技を耐えられる耐久を持ち、高火力アタッカーがメジャーな型として警戒されるだけの高威力タイプ一致技を扱えるのであれば、是非とも採用してみたいなと思える魅力的な提案でした。種族値上昇したメガトゲキッス待ってます!

 

これ以外にもグロパンのタイミングとかクレセがブルルにS負けしてたらどうしたんだとか、振り返ると自分でも疑問に思う点は結構あったため、BVを見返して立ち回りの理由についていろいろ考えてみるというのもためになるなと思えるいい機会でした。

 

長々とした追記失礼しました!

※追記ここまで※

第12回部内大会 結果

アローラ!
新年最初の腕試しとして新大ポケサー新年初の部内大会が1/21(土)に行われました。
開催ルールはレート準拠のシングルとWCSルールのダブルの2つでした。結果は以下の通り。


シングル 参加者9名

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1位 くらまた 6勝2敗
2位 スイラン 6勝2敗

3位 ドラキー 5勝3敗


WCSダブル 参加者6名

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1位 fuji 3勝2敗

2位 ファンタ 3勝2敗

3位 マムー 3勝2敗

 

 

大混戦となった今回の部内大会でしたがポケバンクが解禁となるというレーティングS2はこれよりさらなる混戦が予想されます。過去作のポケモンたちとぶつかり、果たしてアローラ地方ポケモンたちはレーティングで生き残っていけるのか。

そしてメガストーンのないメガシンカポケモンはどうなってしまうのか。

今後も目が離せないことばかりです。

 

2017年 新年会

サークル員のドラキーです。

先日イシボクことイシダ牧場さんにて新大ポケサー新年会を開催いたしました。

今回はゲストにNUHWの3名を迎え、ちょっとした交流会も兼ねることができました。

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普段は「やけど」に悩まされることの多いサークルメンバーも今回は盛大に焼いて楽しみ、ポケサーらしくマルチバトルに興じる卓、ひたすらに肉を食べる卓、

 「んんwwwwこの焼肉は役割を持てますぞwwwww」

「マリオ楽しい。」

などの声が聞こえ各々楽しめていたようです。

 

 2017年もサークル一同精進していきますのでよろしくお願い致します。

SM S1 最終レート2012構築「樹氷積みサイクル」

オニゴーリ入り積みサイクル(これ)を使うぼく「環境にハッサム増えてきてゴーリ出しづらくなってきたなあ

突然のナマコブシとかに積みエースが止められるのも厄介だし…

ジバコイルは引き先が少ないこの構築にはミスマッチな気がしてきたし、なんかほかに代役がいないものか…」

???「呼んだ?」

 

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素催眠ピロロロロ~~~^^

 

サークル員のMt.fujiです。

この記事では、サンムーンレーティングS1で使用し、最終レート2012を達成した構築を紹介していきたいと思います。

 

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トレーナーカードの下の文を修正しなかったのは手抜きです

 

構築の出発点

オニゴーリを図るとか雨を組みなおすとか言ってましたが、結局そのどちらも出来ずに最終日が近づいてきてしまったので、新大オフで使用した構築

niigatapokemon.hatenablog.com

に手を加えてレーティングで使っていくことにしました。

上記の構築を使っていて感じていた問題点としては、

ハッサムが重く、またオニゴーリハッサムを非常に呼びやすいため相手の構築にいた場合ほぼ確実に選出される

・特性てんねんのナマコブシに対してオニゴーリまたはジバコイルの選出が強制されてしまう

・水タイプの高耐久ポケモン(カプ・レヒレ、ヤドラン、ドヒドイデなど)に有利なポケモンオニゴーリしかおらず、オニゴーリに強いポケモンと上記のポケモンが同居している場合窮屈な立ち回りになってしまう

・上記の点への解答になりうると思われたジバコイルは、Sの不足や火力強化の積み技を持たないことから止められる相手が一定数存在し、サイクル戦が前提でないこの構築にはあまりマッチしていない

といったものがありました。

それらの問題点を解消できるポケモンとして、サンムーンの新登場ポケモンであるデンジュモクに着目し、採用してみることにしました。

 

ちなみに構築名はデンジュモク(電木)+オニゴーリ(鬼)の入った積みサイクルということでの命名です。

 

 

ポケモンの個別解説(カッコ内の数値は努力値

デンジュモク@エスパーZ おくびょう ビーストブースト

f:id:niigatapokemon:20170117175432p:plain

10まんボルト/エナジーボール/さいみんじゅつ/ほたるび

158-x-91-225-92-148

(C252 D4 S252)

 

今回新たに採用した積みエース。

173族という驚異のC種族値とほたるびという優秀な積み技、そして✝Z催眠術✝によるS上昇+行動不能により自分で起点を作って積んでいくことが可能というスペックの高い積みポケモンです。また、特性のビーストブーストによってS上昇後は蛍火を積まずにも相手を倒していくだけで火力を上げることができる点も魅力的でした。

努力値はS上昇前にマンムーギャラドス、S上昇後に控えめスカーフテテフの上を取るためにおくびょうS極振りと、DL対策のD4振りは確定。

蛍火を打っていない状態での火力が欲しかったため特攻にも極振りしてしようしていましたが、仮想敵であるハッサムのとんぼ+バレパン確定耐え程度は最低でも耐久に振るべきでした。

技は10万催眠蛍火はコンセプトから確定で、残り1枠はサブウェポンとしてエナジーボールを採用しました。主にマンムートリトドンドサイドンなどを意識した選択でしたが、カプ・レヒレ+マンムーのような構築相手にレヒレの前でエナジーボールを打つことを安定行動にすることができたため、技選択としては成功だったかなと思います。

ここまでデンジュモクのメリットしか書いていませんが、使っていてこのポケモンのデメリットもいくつか感じました。

まずは特攻に大きく偏った種族値なため、耐久面の種族値が低く、催眠術のS上昇前に与えられたダメージ+次のポケモンの先制技で落ちてしまうこともあり、かなり柔らかい印象を受けました。これに関しては努力値配分をもう少し耐久寄りにするなどの対策を施したほうが良かったかも知れません。

また、後ろのポケモンのことを考えると、対面のポケモンに有利な技を持っているにもかかわらずZ催眠術を打たざるを得ない場面がいくつかあり、技外しの不安定要素を抱えているというのも気にかかりました。

エレキフィールドやミストフィールドによって、眠りを無効化されてしまう場合は、S上昇のみの弱い積み技となったZ催眠術と蛍火を2ターンかけて使っている猶予が無くなってしまうため、本来のポテンシャルを発揮できないという問題もありました。

しかし、それらの問題点を補って余りある催眠術命中時の制圧力の高さは、従来の構築では辛かったハッサム入りや水耐久ポケモンがいる相手との対戦で、積みサイクルの一員として重要な役割を担えるポケモンだったと思います。

 

ギャラドスギャラドスナイト ようき いかく→かたやぶり

f:id:niigatapokemon:20161229152117p:plain

たきのぼり/じしん/でんじは/りゅうのまい

186-162-99-x-120-146→186-192-109-x-130-146

(H124 A132 S252)

 

構築唯一のメガ枠+地面無効枠で自らも積みエース、そしてオニゴーリの起点作成要員と多くの重要な役割を担っていたポケモン

以前はHS極振りで使用していましたが、火力不足を感じたため、耐久無振りミミッキュを一舞滝登りで確殺できる程度にAに割り振りました。コケコのアイテム無しエレフィ10万程度なら耐える耐久は維持しています。

以前に比べ、デンキZや珠、ひかえめコケコが増加したためコケコの前での行動保証はあまり確実とは言えませんでしたが、それでも耐久力の高さを活かして活躍してくれました。

使い込んでいくうちに相手のパルシェンに積まれてしまった場合の切り返しとして使うことができることが分かりました。

相手の威嚇込みA↑1のロクブラは確定耐えするため、電磁波を当てて上からBが下がったパルシェンに滝登りや地震を当てることができます。

B↓1パルシェン地震のダメージが44%~52%と絶妙に確2が取れないのが残念なところですが、パルシェンも全くの無傷で殻を破ることは難しいため、蓄積しているダメージと合わせることによって意外と対応することが可能です。

電磁波という技はあまりメガギャラが持っている事の無い技ですが、スカーフや積み技などでの竜舞のみでは間に合わないSの差を埋めることができ、なおかつ麻痺+滝登りの怯みによる行動不能を狙うこともできるため、個人的にはかなり使い勝手のいい技だと思っています。

 

パルシェンきあいのタスキ いじっぱり スキルリンク

f:id:niigatapokemon:20161229152232p:plain

つららばり/ロックブラスト/こおりのつぶて/からをやぶる

126-161-200-x-65-122

(H4 A252 S252)

 

このポケモンは以前からの変更点はありません。

この構築がスカーフテテフを選出されやすいということが分かったため、相手のサイコフィールドを利用して先制技を無効化し暴れまわるということが良くありました。

デンジュモクをスカガブで対策していそうな構築には、後続にこのポケモンを選出して積みの起点にしていくこともありました。

ギルガルドなどが減少したためか、積んだパルシェンを止められるポケモンがいない構築もあり、そういった相手には圧倒的な強さを見せていました。

 

オニゴーリ@たべのこし おくびょう ムラっけ

f:id:niigatapokemon:20161229152320p:plain

フリーズドライ/ぜったいれいど/みがわり/まもる

177-x-100-100-111-145

(H172 D84 S252)

 

このポケモンも変更点はありません。

新大オフやその前後のレーティングではオニゴーリ対策が薄く、じっくり粘って完勝することも容易だったのですが、S1後期のレーティングではハッサム、ガルーラ、ゲンガー、パルシェンなどのポケモンが増加し、ルカリオメタグロスなども数を増やしていたように思え、オニゴーリを活躍させることが容易ではない環境になっていたと感じました。

それらのキツイ相手以外にも、運悪くBDダウンしてしまったときにS勝ちしているからといって身代わりの無い状態で守るを選択し、Z技の貫通攻撃で昇天したり、不意のガラガラ、アシレーヌの滅びの歌で不意を突かれたりと、考慮するべきことがだいぶ増えていた印象でした。

しかし、鈍足耐久ポケモンへの圧倒的な強さは未だ健在で、オニゴーリを選出することができた対戦はなんだかんだで活躍してくれたことが多かったと思います。

 

ガブリアス@ドラゴンZ ようき さめはだ

f:id:niigatapokemon:20150315230348p:plain

げきりん/じしん/ほのおのキバ/つるぎのまい

183-182-116-x-105-169

(A252 B4 S252)

 

このポケモンも変更点はありません。

マンムーが大流行した際に一度、電気玉投げガブにほえるを搭載し、オニゴーリの起点を作成しつつ、Z積み技やバトン構築へのピンポイントメタとして活躍してもらおうと考えたことがありましたが、不安定要素が多すぎてレートを投げ捨てる結果となったので元に戻しました。

今まで通りの序盤で物理受けに高負担をかけ、後ろの積みアタッカーを動きやすくする役割のほかに、終盤増加したガルーラに対し打ち合いでそこそこ戦える枠としても需要がありました。

 

ミミッキュ@いのちのたま いじっぱり ばけのかわ

f:id:niigatapokemon:20161229152413p:plain

シャドークロー/じゃれつく/かげうち/つるぎのまい

130-156-100-x-126-148

(A252 D4 S252)

 

Z催眠デンジュモクを採用するにあたって、同時選出の可能性もそれなりにあるZストーン3構築はまずいのではと考えたため、同じく火力強化アイテムの命の珠に持ち物が変更されました。

必中の安心感と一撃の威力の面ではZストーンに劣りますが、高威力でかげうちを放てる点、2体以上を相手にする場合の高火力の持続という面では使いやすいアイテムだったと思います。

 やはり1回の確実な行動保証のあるこのポケモンはとても使いやすかったです。

 

 

選出

f:id:niigatapokemon:20161230200634p:plainf:id:niigatapokemon:20161230200551p:plainf:id:niigatapokemon:20161229115715p:plainf:id:niigatapokemon:20170117235208p:plain

 +

f:id:niigatapokemon:20161230200713p:plain

f:id:niigatapokemon:20161230200729p:plainor初手に出さなかったどれか

 

基本的には依然と同じように、威嚇+地面無効を活かし、初手出し負けた際のリカバリー要員として後発にギャラドスを選出し、先発は相手の構築に刺さっていそうなポケモンを出すといった感じでした。

ただ、後半よくマッチングしたカプ・テテフ、メガガルーラを軸にした対面構築などにはギャラドスで確実に有利を取れる相手が少なかったこともあり、

f:id:niigatapokemon:20161230200634p:plainf:id:niigatapokemon:20161229115715p:plainf:id:niigatapokemon:20161230200551p:plain

の3体での選出も行ったりしていました。

マッチング後にまず、オニゴーリを選出するかどうかを判断するのですが、相手の構築に

・バレパン持ち(ハッサムルカリオメタグロス

・連続技持ち(ガルーラ、パルシェンドサイドン

・滅びの歌持ち(ゲンガー、ニョロトノ

・毒びし持ち(ウツロイド、ドヒドイデ?)

などがいる場合はオニゴーリ対策としてそれらのポケモンが選出される可能性が高く、不利になってしまう状況が発生しやすいと考えたので選出しませんでした。

 ただ、例外的にゲンガー入りの受けループに関しては、オニゴーリ抜きの積みポケモンたちで対策するよりもオニゴーリを選出したほうが刺さりがいいと感じたため、

f:id:niigatapokemon:20161230200713p:plainf:id:niigatapokemon:20161230200729p:plainf:id:niigatapokemon:20170117235208p:plain か f:id:niigatapokemon:20170117235208p:plainf:id:niigatapokemon:20161230200729p:plainf:id:niigatapokemon:20161230200634p:plainのような選出で序盤にゲンガーをオニゴーリのフリドラ圏内に入れるか、眠らせるかして仕事をされないように立ち回るようにしていました。

 

 

結果・総評

シングルレートS1 最高、最終レート2012(397位)

f:id:niigatapokemon:20170118232233j:plain

 

新作サンムーンのレーティングバトル最初のシーズンということで、新たなポケモンが出現したり、使用ポケモンに制限があったりと、ORASから大きく環境が変化した特殊な条件の多い今期でしたが、そんな新環境でレート2000という一区切りとなる成績を残せたことは嬉しかったです。

今回新たに採用したデンジュモクについては、実際に使ってみたところ、オニゴーリギャラドスが呼ぶポケモンにデンジュモクが強く、また、Z催眠術でのS上昇+ほたるび、ビーストブーストによる抜き性能の高さもあるため、積みサイクルにマッチしているポケモンなのではないかと思いました。

催眠術の命中不安定については、負担の低い低火力耐久の前で打ってリスクを低くしつつ加速することを考えて採用していたのですが、Z催眠術が既に有名になっていたため居座って殴ってくる相手がほとんどで、外した場合のリスクは考えていたよりも大きくなってしまったのは反省点だったかなと思います。

この構築で辛い相手としては、積み技を使う前の状態で確実に上を取れるのがガブリアスしかおらず、岩石封じで起点を回避してくるメガガルーラオニゴーリが厳しいのは上記の通り)、積み技によって上を取って殴り被弾回数を抑えることができなくなるトリックルーム軸の構築、いたずらアンコール+身代わりで大多数のポケモンが機能停止に追い込まれてしまうエルフーンなどが挙げられます。

特に終盤高レート帯で増えていたガルーラが辛いという点は、レートを伸ばすことに苦戦した大きな原因になっていたと感じたので、もう少し深刻に考えて改良を加えるべきだったかもしれません。

 

第7世代初の対戦環境は新鮮なことが多く、なかなか思うようにいかずに辛いことも多かったですが楽しい環境でした!

S1に参加していた方、お疲れ様でした。

S2以降やオフラインの対戦会でも頑張っていきたいと思います!

締まらない文章ですが最後まで読んでくださってありがとうございました。質問等ありましたらこの記事のコメントかtwitter @l_nihamakene までどうぞ